吉祥寺の本を紹介します。

2016/04/16  更新
吉祥寺.mag
吉祥寺.mag

吉祥寺.mag 歩く、巡る、思考する。
学生たちの「街づくり」。
2016創刊号
出版社名 : 亜細亜大学
出版年月 : 2016年3月
ISBNコード : 978-4-89390-117-0
 (4-89390-117-6)
税込価格 : 1,944円
頁数・縦 : 135P 30cm

Contents
01 Culture
垢抜けないのが吉祥寺文化の流儀
映画館/漫画/絵本/ゲーム/ファッション

02 History
歴史の足跡から、現在を俯瞰する
物流/開発/横丁/秋祭り

03 Park
湧水のルーツをたどり、古の思いを馳せる
池水/動物園/見聞

04 Sight Seeing
観光の視点で捉えた新しい「待づくり」
街づくり/報告/朝市/路地/交流




内容紹介


Editorial 創刊によせて


「吉祥寺..・(ドットマグ)」は、亜細亜大学を発行母体とする、
ニュータイプの吉祥寺マガジンである。
記事を書くのは、亜細亜大のキャリア科目「吉祥寺インターンシップ」を受講した学生たち(17名)である。
彼らは昨年、インターンシップ生として吉祥寺の「街づくり」に参画。
JR吉祥寺駅周辺の生活圏・経済圏を舞台に、彼ら自身が策定するテーマに基づき取材や調査をおこない、
それをもとに記事を制作するというプロジェクトに取り組んだ。
吉祥寺は、なぜ住みたい街No.1なのか。
No.1であり続けるためには、今後どのような施策を試みていく必要があるのか。
そもそも住む人たちにとって、No.1であることが本当に彼らの幸せなのか。
といった疑問符に、亜細亜大生たちが体当たりの取材で挑んでいく。
雑誌作りの現場を知り、実務を体験する過程において、カメラマンやデザイナー、編集者など
普段は接することのない業界のプロと一緒に仕事をすることで、
机上では得られない活きた体験を学生たちは得ることができる。
これがこのプロジェクトの、もう一つのねらいである。
誌名の「mag」は、サイバー空間の中では「MAG」と通称されている呼び名で、
M=マンガ、A=アニメ、G=ゲームの総称である。
漫画家らが多く住み、アニメやゲームの制作会社が数多く存在する、
吉祥寺ならではのネーミングだと自負している。
もちろんmagazincの略でもあるわけだが、現今の数ある吉祥寺マガジンの中で、
いささかでもユニークな存在感を持つことができれば幸いである。
今回の制作にあたって、学生たちは文化、歴史、公園、観光の、
計4つのチームに分かれて取材と調査をおこなった。
文化チームは、先ほども述べた「MAG」を中心とした
吉祥寺文化のアイデンティティを再読=再発見する試み。
歴史チームは、定番ながら「吉祥寺の歴史」すなわち日本一住んでみたい街!にまで発展を遂げた
歴史過程をひもとくことで、吉祥寺の未来を測定し、その進むべき道を模索する。
公園チームは、来年2017年に100周年を迎える「井の頭恩賜公園」の魅力とは何かを虚心に調査し、
観光チームは2020年開催の東京オリンピックを目前に、
観光スポットとしても注目を集めつつある吉祥寺をディープに検証する、という具合に。
学生たちは「街づくり」の中心を担う人物たちと一期一会の出会いをし、
彼らとの対話を通じて各自のテーマを真剣に掘り下げていった。
まだ若く、未熟な彼らではあったが、
しかし、だからこそ果たせた手探りの達成が、そこにはあったように思える。
以下に披渥されるページは、彼らのその奮闘の軌跡である。

編集長 原仁司 (亜細亜大学経営学部 教授)


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