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わたしの吉祥寺

2009/05/31 わたしの吉祥寺
わたしの吉祥寺

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fevebooks
わたしの吉祥寺
2009年5月15日 価格 1680円
発行者 引田ターセン
著者   引田かおり
写真   今井智己(古祥寺風景)
      田辺わかな(店舗、人物)
デザイン 保里正人(CINQ design)
編集・取材 田中のり子
ギャラリーf'eve
束京都武蔵野市吉祥寺本町2−28−2 2F
TelO422-23-2592
FaxO422-23-2593

http://www.hikita-feve.com/
予知能力がある……わけではないけど、大正通り、花
屋の裏手にある空き地を眺めるたびに、窓の面積の多い、
やさしい色のビルが建っていて、人が行き交う風景が私に
は見えていました。
ひとまわりも年が離れた頼りになる夫・ターセン(れっ
きとした日本人です)から、会社勤め30年を機に「そろ
そろ何か次のことを考えたい」と突然の告白を受けたのは
今から10年前。それならば大好きな吉祥寺に、おいしい
パン屋さんをつくりたい。できることならあの場所で。し
ばらくの問は、ただただ夢のように、やりたいことを語り
合う日々が続きました。
ところが奇跡のような偶然が重なって、土地を譲り受け
ることができ、夢は現実となったのです。ビルを建てる?
一体何からはじめればいいのやら。けれどこういうときの私
に、迷いは一切ありません。設計は、吉祥寺に住むか事務
所をかまえていて、私たちと価値観の合う人をコンペで選
ぶことに。3人の候補者に「あなたならここに、どんなビ
ルを建てますか」と問いかけ、それぞれにラフスケッチを
描いてもらいました。
ここでも、私の漠然とした思いをかたちにしてくれた若

者との、奇跡のような出会いがありました。(P9より、引用)


 
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