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第32回 吉祥寺薪能
2022年10月12日(木)
午後4時30分 開場 午後5時15分 開演

  

●ところ 吉祥寺 月窓寺境内 (雨天の場合は武蔵野市民文化会館で蝋燭能)

●雨天の際は、武蔵野市民文化会館にて行います。
●演者は都合により断りなく変更することがあります。
●開演中の写真撮影は一切禁止いたします。 
●会場には、駐車場がありませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。
●寺院境内につき、誘導員の指示によってご入場、ご退場下さい。その他、係員の指示に従って頂きます。

雨天の場合の会場案内 ⇒

   
JP(ジェイピィー)です。 宜しくお願いいたします。
吉祥寺の本

 


大会長挨拶 吉祥寺薪能実行委員会大会長 安藤亨

市長挨拶 武蔵野市市長 松下玲子

--- 番   組 ----


解 説   

横浜能楽堂館長  中村雅之

 火入の儀

 

狂言 蝸牛

  山伏 野村萬斎

  太郎冠者 野村万作   主 内藤連

                      後見 中村修一

 

 - 休憩  15分 -

 

解説 

 横浜能楽堂館長  中村雅之

 

女御 浅見滋一 

 

山科荘司

荘司ノ霊  浅見真州

 

能 恋重荷

 臣下  宝生欣哉

              大鼓 大倉正之助  太鼓 小寺真佐人

              小鼓 鵜澤洋太郎   笛  松田弘之

   従者  石田幸雄


          後見  小早川泰輝
長山耕三

          地謡   武田崇史 北浪貴裕
武田祥照 小早川修
長山桂三 馬野正基

(終了予定 午後七時十分頃)

 


 

狂言 蝸牛(かぎゅう)

長寿めでたい祖父に、更に長生きしてもらう にはかたつむりを食べさせれぼ良いと聞いた
主人は、太郎冠者にかたつむりを取ってくるよ うに命ずる。かたつむりは頭は黒く、腰に貝を
つけ、時折ツノを出す。大きいものは人ほど あって、薮の中にいるから、なるべく大きいも
のを見つけてこいと教わる。やがて太郎冠者は 薮の中に入り、かたつむりを探すと、頭の黒い
大きなものがいる。これがかたつむりではない かと尋ねてみるが…


能 恋重荷(こいのおもに)

白河の院に仕える菊守の老人、山科荘司は女 御(高位の女官)の姿を見て恋におちる。それを
知った女御は、恋をする者に相応しい荷があるか ら、その荷を持って庭を百度も千度も回れぼ、も う一度姿を見せてもよいと言う。うわべは美しく 軽そうな荷だがあまりにも重く、持ち上げるこ とができず、恨みを残して死んでしまう。臣下か らその話を聞いた女御は、自分の仕打ちを悔や み、「恋よ恋、わが中空になすな恋」とうたいあげ 荘司を憐れむ。すると、恨み死にした荘司の怨霊 が現れる。重荷を持たされ、偽りの心に恨みを述 べ激しく責めたてるが、許しを請う女御に、亡霊 の恨みもいつしか和らぎ、わが身を弔うなら、女 御の守り神になろうと誓って消えていく。 お帰りに、狂言の描く「でんでんむし」、能の描 く「恋」に思いを馳せて、人気の吉祥寺の街並に も寄って、楽しんで頂きたい。

プロデューサー旅川雅治