-------- 解 説 ---------
舞囃子 菊慈童(きくじどお)
「り縣の山の滴り菊水の流れ、泉は元より酒なれば、汲みては勧め掬ひては施し。我が身も飲むなり飲むなりや」と。この菊酒は延命酒で知られ、後漢の代に紹介された天然酒であり、舞囃子はその目出たさを紹介する。
狂言 棒しばり(ぼうしばり)
留守中に盗み酒するので、主はそれぞれの両手を縛りつけて出掛けたのだが、それでも苦心の末に飲ませ合いの盗み酒となり、その楽しそうな様子。
能 花筐(はながたみ)
筐之伝(かたみのでん)
日本書紀に「武烈天皇に継嗣なく、応神天皇五世孫と伝えるヲオド王を越前の三国より迎え」とあるが、思いがけなく平民の身からいきなり即位となった次第を、王の愛寵する照日ノ前の側から描き、その後、継体天皇となられ紅葉狩の行幸をなさる王の前に狂乱姿の照日ノ前が現われ、狂乱の舞の数々を演じ、昔変わらぬ愛を取り戻す。
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